アティーファ・レシル・エイデガル

[16才;エイデガル皇国一皇女;御剣覇煌姫]

覇気にみちた少女。花より剣が似合うが、粗雑ではない。無茶と無謀の差はわきまえている。

　リーレン・ファナス

[推定18才;魔力者;皇女付き側近 ]

幼少期に虐待をうけ心を閉ざしていたが、アティーファとの出会いによって明るさを取り戻す。皇女が好き。

　アトゥール・カルディ・ティオス

[26才;ティオス公国公子;大剣紅蓮保持]

女性めいた容姿の青年。穏やかではあるが、激しい部分も併せ持つ。エイデガルで二番目の剣豪。

　カチェイ・ピリア・アデル

[28才;アデル公国公子;細剣氷華保持]

剛毅な青年。猛将肌ではあるが、かなり聡い面も持つ。アトゥールの親友。エイデガル一の剣豪。

　リィスアーダ・マルチナ・イル・ザノスヴィア

[16才;ザノスヴィア一の姫]

異性を異常に魅惑する器量の持ち主。性格はいたって穏やか。姫君なのだがどこか違和感がある。

　エアルローダ・レシリス

[16才;ザノスヴィア出身;最強の魔力者]

憎悪と共に生きる少年。語る言葉に全てに秘められた魔力は絶大。薄笑いを浮かべる事が多い。

　フォイス・アーティ・エイデガル

[39才;エイデガル皇王]

国民に人気の皇王。人材を見出す能力に長ける。亡き妻リルカの忘れ形見アティーファを溺愛している。

　シュフラン・リリア・ミレナ

[10才;ミレナ公女]

大人びた言動の10歳。家に帰らない父親に拗ねており、カチェイとアトゥールに淡い恋心を抱く。

　ダルチェ・ハイル・レキス

[レキス公王;双刀風牙]

「我公王の器にあらず」とフォイスに直訴し、夫と共同にて公王を勤める。長い三つ編みが特徴。

　グラディール・ハイル・レキス

[レキス公王;双刀風牙]

ガルテ公国二公子。優しい気質で知られる人物。ダルチェと二人最年少の公王を勤める。

　キッシュ・シューシャ

[エイデガル近衛兵団長;長槍]

平民出身の近衛兵団長。無骨で強情そうな青年で、絶対の忠誠をフォイスに誓っている。

　ノイル・アルル・ザノスヴィア

[ザノスヴィア現国王]

現ザノスヴィア国王。偏屈的に一つをとことん嫌う傾向が或る。リィスアーダの実の父。

　セイラス・ルン・ガルテ

[ガルテ公国第一公子；光牙銀槍]

グラディールの兄で、公国きっての切れ者。鋭利な才覚は建国戦争の軍師ガルテを彷彿とさせるもので、ガルテの再来と呼ばれている。

　エイデガル皇国

大陸最大の国家であり、魔力者保護政策をとる大国。主人公アティーファの国。

　五公国

エイデガルに従う五つの公国で、それぞれ名をガルテ・アデル・レキス・ティオス・ミレナという。他国と接する公国は三つあり、レキスがザノスヴィア王国、アデルはフェアナ王国、ティオスはエイヴェル王国を警戒している。

　ザノスヴィア王国

エイデガルより古い歴史を持ち、それを誇る王国。経済は貧窮しており、越冬の際には餓死者が多く出ることもある。

　双子国

建国戦争当時に建国された国。お互いを補助し合い、強調して動くために双子国と呼ばれている。名はそれぞれ、エイヴェル王国とフェアナ王国。